着付け教室に通うメリット・デメリットについて知っておこう!

公開日:2021/12/15   最終更新日:2021/11/16

「着物が着られるようになりたい!」「着物に関わる仕事がしたい!」という目標を持った時、着付け教室に通うべきか悩む方も多いのではないでしょうか。着付け教室に通うと、着付けを丁寧に教えてもらえるメリットもありますが、デメリットを感じることもあります。こちらの記事では、着付け教室に通うメリット・デメリットについて紹介します。

着付け教室の授業内容

着付け教室には、どのような人が参加しているのか、どのような内容の授業を実施しているのか、気になりますよね。着付け教室は、着付けを学びたい方が集まります。通っている方の年代も2060代と幅広いです。

授業内容

着物教室では、自分のレベルに合わせてレッスンが受講できるようです。多くの着付け教室では、初級コース・中級コース・上級コースに分けて、レッスンが行われています。

初級コース

初級コースには、着付け初心者の方が通います。着物の種類や名前などの基本知識、着物を着た時のマナーや所作について学ぶようです。着物のたたみ方や、着付け方なども実践します。

中級コース

中級コースでは、着付けの実践を中心にレッスンを行うケースが多いです。着付けの練習を繰り返し行い、改善点なども指導してもらいます。練習を繰り返すうちに、着付けのコツなどを習得します。

上級コース

上級コースでは、さらに難しい着付けを学ぶようです。また、他人に着付けができる技術を完璧に取得できるように、レッスンが行われます。着付け師として活動したいという方が多く通われているコースです。

着物で出かけるイベントを開催している教室も

せっかく着付けを学んでも、着物を着て出かける機会がないという生徒のために、多くの着付け教室では、着物を着て外出するイベントを開催しています。ランチやお茶会、歌舞伎や狂言を観劇したりすることもあります

着物で外出するイベントは、仲間同士の交流を深めたり、着物で外出した時の実際の所作や、立ち振る舞いを学んだりする目的があるようです。

着付け教室に通うメリット

着付け教室に通うと、多くのメリットがあります。

自己流では気付かない点も教えてもらえる

雑誌や動画をみながら、独学で着付けが学べないわけではありません。独学でも着付けができるようになれる方もいます。最近では、わかりやすく着付けの方法を説明している動画も多くあります。しかし、自己流では間違った着付けを覚えてしまうことも。

また、着付けの方法がわからなかった場合、わからないまま終わらせてしまうこともあるかもしれません。しかし、着付け教室に通えば、わからない点はわかるまで質問ができるうえ、自分では気付かなかった間違いに気付くこともあるでしょう。

自分の着付けに自信が持てる

自己流の着付けでは、着物を着て出かけた時に、「本当にこの着付けで大丈夫なのか」不安になることもあるでしょう。しかし、着付け教室で正しい着付けを学んでおけば、堂々と自信を持って出かけられます。

「着物」という共通の趣味を持った友達ができる

着付け教室には、「着物が好き」「着付けがうまくなりたい!」という方が通っています。同じレッスンを受講したり、着付け教室のレッスンに通ったりすることで、友人ができるかもしれません。

「着付け」という共通の趣味を持った友人がいれば、着付けの悩みを話したり、着付けのモチベーションが保ったりしやすいでしょう。着物を通して友人ができるのは、着付け教室ならではのメリットです。

着付け教室に通うデメリット

着付け教室に通うとメリットばかりのようですが、残念ながらデメリットを感じる方も少なからずいます。着付け教室に通うと、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

費用がかかる

着付け教室に通う最大のデメリットは、受講料がかかることではないでしょうか。最近ではワンレッスン500円など、リーズナブルに通える着物教室も増えています。

しかし、テキスト代や道具代、また着付けの資格を取得する際には、受験料などもかかります。どのくらい費用がかかるのかは、入会前にしっかりと確認しておいた方がよいでしょう。

着付け教室によっては勧誘がある

着付け教室によっては、着物の販売などをすすめられることも。また、自分は初心者コースだけでよいのに、次のコースをすすめられて困ったという声もあります。

できるだけお金をかけたくない場合は、勧誘を断るしかありません。はっきりと着付け教室側に意思を伝えることが大切です。

 

着付け教室の多くは、生徒のレベルに合わせて、「初級」「中級」「上級」それぞれコースがあります。着付け教室は、きれいな着付けが学べる、仲間ができるなどの多くのメリットがあります。しかし、費用がかかる、勧誘されるなどのデメリットもあるので、できるだけ費用を掛けずに着付けを学びたい場合は、しっかりと断るようにしましょう。

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