着付け教室を選ぶ際に注意するべきポイントについて解説!

公開日:2021/10/15   最終更新日:2021/10/21

「自分で着物を着られるようになりたい!」と、着付け教室へ通うことを考えている方も多いのではないでしょうか?しかし、着付け教室は数多くあり、どこの教室を選べばよいか迷ってしまいますよね。そこでこの記事では、着付け教室を選ぶときの注意点やポイントを紹介します。

着付け教室の選び方のコツ

数多くある着付け教室の中から自分に合った教室を選ぶには、どのような点を見ればよいのでしょうか?まずは、着付け教室の選び方のコツをお伝えします。

授業形態は何か

着付け教室には、大きく分けて2つの授業形態があります。

一つ目は、個人指導です。個人指導では、周囲を気にせず自分のペースで着付けを学ぶことができます。分からないことがあれば都度質問することができるので、着付けを着実に習得できます。

着付けについて、納得いくまでじっくり学びたいという方におすすめです。ただし、個人指導は授業料が高いというデメリットがあります。

二つ目は、グループレッスンです。グループレッスンは個人指導よりも授業料が安いというメリットがあります。ただ、授業のスピードが速いとついていけなかったり、分からないことがあっても気軽に質問できなかったりします。また、講師が生徒一人ひとりを見ることが難しくなることもあります。

着付け教室に通う目的を明確にし、自分に合った授業形態で行っている着付け教室を選びましょう

欠席した際に振替は可能か

着付け教室に通う中で、どうしても外せない用事や仕事でお休みしなければならないことも出てきますよね。そんなとき、振替授業があるかどうかも大切なポイントです。

振替授業があれば、休んだ分の着付けを習うことができ、授業料も無駄になりません。必ず振替授業が可能かどうかも、入会前に確認しましょう。

着付けの習得期間

着付け教室やコースによって、着付けの習得期間が異なります。一般的には、着付け初心者の方が一通り着付けができるようになるまで、3~4か月ほどとされています。ただ、着付けをじっくり習いたいという方は、もっと時間をかけて通うこともあるでしょう。

また、着物を着る予定があり、具体的にいつまでに着付けができるようになりたいのか決まっている場合は、事前に講師の方に伝え、対応してくれるかどうかを確認しましょう。

着物のレンタルの可否

最近は、自分の着物を持っているという方は少ないでしょう。着付け教室に通い始めるときでも、着物を持っていないという方がほとんどです。

そんな方は、着物や帯、小物など、着付けに必要なものがレンタルできる着付け教室を選びましょう。レンタルができる着付け教室なら、着物を持っていなくても気軽に始められます。

授業料以外にかかる費用

着付け教室に通うとき、気になるのはかかる費用ですよね。毎月かかる料金に目が行きがちですが、実は着付け教室は授業料以外にも意外と費用がかかるものです。入会前に、授業料以外にかかる費用を確認しておきましょう。

通いやすいかどうか

着付け教室に通って自分で着付けができるようになるためには、「通い続けること」がとても大切です。どんなに評判のよい着付け教室で自分に合っていたとしても、通い続けなければ意味がありません。そのため、着付け教室を選ぶときは、家や職場から通いやすいかどうかも考えながら選びましょう。

着付け教室の費用相場

実際に着付け教室に通うには、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?かかる費用は、着付け教室によってかなり幅があります。ここからは、着付け教室の種類別に費用相場を見ていきましょう。

自治体、個人、呉服店

自治体・個人・呉服店が運営している着付け教室は、比較的安価です。自治体の着付け教室の費用相場は、入会金はなし、月額授業料1,500円、授業時間2時間、期間3か月となっています。

そして個人の着付け教室は、入会金2,000円、月額授業料5,000円、授業時間2時間、期間3か月です。最後に呉服店の着付け教室は、入会金はなし、月額授業料2,000円、授業時間12時間、期間は3か月です。

大手着付け教室

大手の着付け教室は、教室によって費用にかなりの幅があります。入会金はないところもあれば、5,500円ほどかかるところもあります。そして授業料も、550円と非常に安いところから、18,700円と高いところまでさまざまです。

大手の着付け教室へ通うことを検討している方は、どの教室が自分に合っているのかよく考えて選ぶようにしましょう。

着付け教室を選ぶ際に注意するべきポイント

販売会に注意

着付け教室に通っているときに最も気を付けなければならないのが「販売会」です。販売会はカリキュラムに組み込まれているところも多く、その場合は参加必須です。

販売会では、欲しくない着物を買わされてトラブルに発展してしまうことも少なくありません。そのため、着付け教室に販売会に行くときは「欲しいもの以外は絶対に買わない」と意思を強く持つことが大切です。

ホームページに載っていない費用がある

先ほど、授業料以外にかかる費用があるとお伝えしましが、ホームページにも載っていないことが多いのです。授業料のほかには、教材費や進級の際の認定料などがかかることが多くあります。ホームページに載っていない場合は、入会前に必ず確認してください。

 

着付け教室を選ぶときのポイントと注意点を紹介しました。着付け教室は、その教室によってコースや費用が大きく異なります。せっかくお金を払って着物について学ぶのですから、トラブルに巻き込まれないよう、事前にリサーチをしてから通うようにしてください。ここでご紹介したポイントを頭に入れて、あなたに合った着付け教室が見つかりますように。

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