着付け教室の種類はどのようなものがある?それぞれの特徴を学ぼう!

公開日:2021/10/01   最終更新日:2021/10/20

着付けを学ぶ女性が増えている中、着付け教室の種類も豊富になっています。全国展開している大手の教室も多数あり、選択するのが難しいかもしれません。さまざまな視点から選択するのが望ましいですが、着付け教室自体を知ることから始めましょう。今回の記事では、着付け教室の種類に焦点を当て、特徴などを紹介していきます。

着付け教室の種類ごとの特徴

それでは、さまざまな着付け教室の種類と特徴を見ていきましょう。

大手着付け教室

全国展開していることが多い大手の着付け教室は、アクセスが便利なところに教室を構えています。名の知れた教室もあり、それぞれ独自の技術を編み出しています。

コースが豊富であることが人気を集め、初心者からプロを目指す人まで受講できるようです。資格取得も可能で、着物に携わる仕事に就きたい人には大手の着付け教室が向いています。

無料体験できる教室がほとんどで、体験してから決めるのもよいでしょう。

個人の着付け教室

個人の着付け教室には、「大手の教室から看板を貰って自宅で開いている」「完全に個人で教室を開いている」と2つのタイプがあります。どちらも生徒が少ないので、講師の目が行き届くという利点があります。

完全な個人の教室はアットホームな雰囲気はよいのですが、資格を取得できません。資格取得を目指している人は、大手の教室が母体である個人の教室に通うのが望ましいでしょう。

個人の教室の大きなメリットは、自由度が高く生徒に合わせた学びができることです。

その他の着付け教室

他には、「呉服店の着付け教室」や「行政が行っている着付け教室」などがあります。呉服店の場合は商品を紹介したいという希望があり、できれば購入してもらいたいという意図があります。

行政が行っている場合、ボランティアによる無料の講習が少なくないようです。このような教室は、「着物が着られるようになりたい」という初心者に向いています。技術を磨いたり、資格を取ったりしたい人は、大手の着付け教室が適しているでしょう。

着付け教室を選ぶ際に意識するべき点

着付け教室に通う際、多くの教室から選択するには何を意識すればよいのでしょうか?

自分の目的や条件に合った教室を選ぶ

最初に考えなければいけないのが、着付け教室に通う目的です。人によって目的はさまざまですから、目的に合った教室をリサーチし条件を含めて絞り込みましょう。

単に着物が着られるようになりたい場合とプロを目指す場合とでは、選択肢が変わってきます。自分が着付けを学ぶ目的を明確にすることで、着付けへの取り組み方も違ってきます。

ホームページなどをチェックする

自分の目的や条件に合った教室があれば、ホームページでしっかり情報収集しておきましょう。その教室の特徴や開講しているコースなどを知ることができます

着物や帯のレンタルを希望しているなら、レンタルのサービスがあるかどうかをチェックします。レッスン用の着物や帯をレンタルできる教室は増えていますが、費用がどれ位掛かるのは教室によって異なるようです。

授業の形態で選ぶ

大手の着付け教室であっても、少人数制をとっていたりマンツーマン指導であったりするものもあります。自分に合っている形態を選択するのが一番のため、事前のチェックは不可欠でしょう。講師が途中で変わるところもあるので、そういうことも要チェックです。

着付け教室を見学する

着付け教室では無料体験や見学会を行っているところが多く、大手ではほとんどの教室で開催しています。着付け教室を見学することで、自分に合っているかどうかの判断もできるはずです。またアクセスがよいかどうかもチェックできるうえ、通いにくい場所では長続きはしません。

着付け教室の費用相場

着付け教室の費用相場は個人や呉服店、大手で異なり、かなり幅があります。個人の場合は比較的リーズナブルで、月5,000円ほどです。呉服店の場合も顧客へのサービスが目的のため安価で、費用相場は2,000円ほどが費用相場です。

自治体の場合はもっとリーズナブルであることが多く、無料で行っている場合もあります。大手の場合は、入会金やテキスト代、月謝を含めると高額になることもありますが、教室によっては入会金がないところもあります。

また教室独自の学習法があるので、そのために掛かる費用があることを認識しておかなければなりません。将来着付けの仕事をしたい人や教室を開きたい人は、資格取得に掛かる費用も必要となってきます。

いくつかの教室をピックアップし、自分に合った条件と見比べてみましょう。習い事を継続するには費用面が大きく影響するため、時間を掛けて慎重に教室選びをすることが大切です。

 

着付け教室を選択するには、いろいろな条件を考慮しなければなりません。費用面においては幅があり、事前にしっかり把握することが重要です。リーズナブルな費用は良心的ですが、指導内容が充実していなければよい着付け教室だとはいえません。自分に適した教室を選ぶことが大きなポイントだといえるでしょう。

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