着付け教室で学べることとは?礼儀作法などの講座を開講しているところも!
着物は日本の伝統的な衣服ですが、今ではイベントのときにしか着ない人がほとんどです。ただ、自分で着物を着られるようになりたいと思う人も多く、そんな方に人気なのが着付け教室です。この記事では着付け教室に通うメリットや着付け教室で学べる内容、着付け教室を選ぶ上でチェックするべきポイントを紹介します。
着付け教室に通う利点
着付け教室には、着物を自分で上手に着られるようになる以外にも通うメリットがあります。着付け教室には、マナー講座やヘアアレンジ・メイク講座、茶道、生け花、和裁など着付け以外にもさまざまなことを学べる講座を開催している教室が多くあります。
マナー講座ではあいさつやお辞儀の仕方といった日常生活の中でも役立つ礼儀作法のほか、TPOに合わせた着物の着こなしなど日本の伝統的なマナーを学ぶことができます。
風呂敷の使い方や草履の脱ぎ方といった訪問時のマナーや、お茶席以外でも役立つ懐紙の使い方、お箸の使い方や懐石料理の楽しみ方といった食事のマナー、畳の歩き方や美しく見える所作を学ぶことができるので、自分磨きをしたいという人にピッタリです。
ヘアアレンジ・メイク講座では着物にあったメイクやヘアアレンジを学ぶことができます。正しいピンの止め方やヘアアイロンの使い方、逆毛の立て方といったテクニックを学ぶことができます。
茶道や生け花は習いごととして敷居の高いイメージもありますが、着付けができるようになり正しい所作を学ぶとそれを活かす機会としてもぴったりの習いごとといえるでしょう。お茶やお花の趣味は自分の強みにもできます。女性らしさを高めたい人や、共通の趣味を持つ人と交流したいという人にも人気です。
着付け教室ではどんなことが学べる?
着付け教室では着付けの技術を高めることができるだけでなく、上記のような講座で自分磨きをすることができます。
紹介したもののほかに、着物を縫う和裁講座では、着物を着るだけでなく着物や帯を仕立てる技術を身に着けることができます。半襦袢や腰ひもの製作、半衿つけ、寸法直しやほつれ直し、袱紗や懐紙入れなどの小物製作ができるようになります。
和裁を勉強すると、着物の仕組みについて学ぶことになるため、より着物を美しく着付けできるようになるといわれています。また、着物を着る際に必要な小物を自分で作れるようになるので、より愛着をもって着物を楽しむことができるようになります。
着付けを仕事にするため資格を取得することもできます。着付けには民間資格が多くあり、受講する講座によって取得することのできる資格が異なります。
着物といっても浴衣や振袖、訪問着などさまざまな種類があり、取得する資格によって活躍できる職場が変わります。働きたい場所が決まっている場合は、そこで活用できる資格を取得するといいでしょう。
着付け技能検定は複数ある着付け資格の中でも国家資格の位置づけにある資格です。取得には実務経験が必要なので、この免許取得を目指している人も多くいます。
着付け教室を選ぶ上でチェックするべきポイント
着付け教室を選ぶ際のポイントはいくつかあります。着付けをはじめて習う初心者の場合は、教室の雰囲気、道具のレンタル有無、一緒に受講する受講者の人数、教室の立地などが教室選びのポイントとして挙げられます。
着物や道具のレンタルができる教室であれば、自分で道具を用意する必要がなく手ぶらで気軽に受講することができます。受講料は安いけれどレンタル料が高いという教室もあるので事前に確認しておきましょう。
まずは着物に慣れることが大切なので、準備にお金がかかりすぎるものや準備が大変なものは継続の観点からおすすめできません。教室の立地についても同様の理由で、通勤ルートの途中や自宅の近くなど、通いやすい場所にある教室を選ぶのが継続のポイントです。
受講時の人数は、初心者の場合はマンツーマンもしくは少人数で指導してもらえる教室がおすすめです。大人数が一緒に受講するスタイルでは講師が一人ひとりを見る時間が少なく、技術がしっかり身につかないことがあります。マンツーマンや少人数であれば質問しやすいため、最初はなるべく少人数で受講できる教室を選ぶといいでしょう。
講師や教室の雰囲気が自分にあうかどうかも重要です。まずは複数の教室を見学したり無料体験をしてみたりして比較するといいでしょう。
着付け経験者の場合は、イベントや発表会といったモチベーションアップにつながる催しがあるかチェックするといいでしょう。着付けにも流派があるため、自分の知っている着付けと同じ流派か別の流派か事前に知っておくとスムーズに対応することができます。
着付け教室では着付けだけでなく、礼儀作法、お茶やお花、和裁などでさまざまな技術をつけ自分磨きに活かすことができます。将来的に資格を取得して仕事に活かすこともできます。なるべくマンツーマンか少人数で通いやすい場所にある教室を選ぶといいでしょう。ここで紹介した内容も参考に、複数の教室を見学して自分にあった着付け教室を見つけてください。