着付けの資格が活かせる場面とは?活躍の場は非常に多岐に渡る!

公開日:2021/12/01  

着付けができるとさまざまな資格が取得できます。しかし、着付けの資格はどのような場面で役立つのかわからない方も多いのではないでしょうか?この記事では、着付けの資格を活かせる場面について解説します。資格の取得方法もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

着付けの資格の種類ごとの特徴

着付けの資格はいくつか種類があり、それぞれ特徴があります。たとえば、国家資格である“着付け技能士”は、全日本着付け技能センターが行っている着付け技能検定試験に合格することで得られます。

同じ着付けの資格でも、着物着付け技能士という資格は民間資格です。民間資格には他にも、着付け師、きもの免許、着付け講師認定証、プロ着付け修了証などそれぞれの資格に合わせて、どの程度着付けができるのかのレベルが定められています。

スクールを修了すれば自動的に取得できるタイプの比較的お手軽に取得できるタイプの民間資格と、経験と知識をしっかりと身につけないと合格するのが難しい、国家資格タイプの資格とは大分差があるので、本格的に仕事として着付けの資格を取得したいようであれば国家資格の取得を目指すといいでしょう。

もちろん、国家資格を取得して居なければ仕事ができないというわけではありません。着付けの資格が生かせる場面は多数あり、専門的な資格を取得していない方でもさまざまな場面で役立つでしょう。

着付けの資格が活かせる場面とは?

では、着付けの資格が活かせる場面とはどのような場面でしょうか。ここからは着付けの資格が活かせる場面をいくつか紹介します。

まずは、美容室や写真スタジオなど、着付けをする機会がある仕事です。美容師やカメラマン、結婚式場のスタッフやスタイリストなど別の仕事をする傍ら、お客様の希望があれば着付けもできるということであれば需要が高まります。

このように、メインの仕事に加えてプラスアルファとして着付けの資格を取得すると、より一層スキルアップを図れます。

また、着付け教室の先生として独立するのも1つの手です。着付け教室は年々需要が高まっており、着付けスクールで着付けの資格を持つ方を募集する求人も増えています。とにかく着付けに関係する仕事に就きたいということであれば、スクール講師を検討するのも手です。

他にも、着物販売店のスタッフさんが着付けに関する資格を取るのもよいでしょう。着物販売店やレンタルショップでは、当然ながら着付けをお願いされることが珍しくありません。

購入前に試着をしたい、レンタル店でそのまま着付けをお願いしたいといわれることは自然な流れです。せっかく着物を求めて来たお客様を帰してしまうことになりかねないため、着物関係のお店で働いているスタッフはほとんどの方が着付けに関する資格を取得しています

このように着付けの資格が活かせる場面は多数あるので、自分のニーズに合わせた場所で働くと着付けに関する仕事で食べていけるようになるでしょう。

着付けの資格の取得方法

まずは国家資格の着付け技能検定の資格を取得する方法ですが、こちらは学科試験の後、学科試験合格者のみ実技試験を受け、実技試験に合格した方が資格取得という流れになります。

国家資格として認定されるのは1級のため難易度は決して簡単ではありません。個人や流派に関係なくしっかりと着付けの資格を取得するためにも、対策を練ってから臨むべきでしょう。

また民間資格の場合は試験ではなく、特定のスクールに通ってスクールで一定の技術を身につけた方のみが資格を取得できます。スクールによってさまざまなタイプの資格を用意しているため、自分のレベルに合わせた資格をいろいろと取得しておくと、より深く着物のことを知れるでしょう。

最初はスクールで民間資格を取得して勉強してから、国家資格取得を狙うという方も珍しくありません。順序はとくに関係ないので、自分が欲しい資格に対して対策を練ってみてください。

スクールに通う場合、スクールによっては無料体験レッスンやイベントを開催しているところもあります。通ってみたいけれど自分に合っているかわからない、スクールのレベルについていけるかわからないと心配なことがある方は、こうした体験レッスンなどに参加すると安心して確認できるでしょう。

スクールは決して安いものではないため、これから先使える確かな技術を身につけられる場所を探すことが大切です。

 

着付けに関する資格は国家資格と民間資格の2種類がありますが、いずれの資格も持っておけば活かせる場面は多数あります。専門的に着付け師として活動する方もいれば、あくまで本業のプラスアルファな資格として活かせる場面も多々あるので、自分のニーズに合わせて着付けに関する資格取得を目指しましょう。資格取得をする際には、自分にあったスクールを選ぶことも忘れてはいけません。

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