着付け教室で起こりがちなトラブル事例とは?対処法を身に着けよう!
最近、着物を自分で着られたり、人に着付けたりすることができるようになるため「着付け教室」に通う人が増えています。好きな着物を自分で気軽に着られたら、着物がもっと身近なものになりますよね。しかし一方で、着付け教室でトラブルが起こることもあります。そこでこの記事では、着付け教室でよくあるトラブルと対処法を紹介します。
着付け教室で起こりがちなトラブル事例
着付け教室でよくあるトラブルは、一体どのようなものなのでしょうか?事例を見ていきましょう。
勧誘をされる
着付け教室の中には、何段階かコースが分かれているところがあります。そういったところでは、最初に初心者コースを受ければ、着付けが一通りできるようになります。
生徒さんの中には、まずは着付けが一通りできれば満足という方が多いでしょう。しかし着付け教室の中には、次のコースへしつこく勧誘してくるところがあるのです。
次のコースも通い続けるとなると、当然費用もかかります。自分で着付けができればそれで満足だったのに、しつこい勧誘によって次のコースへ進まざるを得なかったという方も多いです。
不要な小物を買わされる
着付け教室の講師に「お稽古に必要だから」といわれて、小物を買わされることがあります。本当に必要な小物ならよいのですが、中には不要な小物を買わされることがあるのです。
不要な資格を取らされる
着付け教室で進級するためには、認定料を支払い、認定試験を受けることになります。そしてそれが受かると修了証書代を支払わなければなりません。着付けを自分でできればよいと思っていたにも関わらず、講師の勧誘で進級させられ、高い金額を支払うことになったという事例も少なくありません。
着付け教室の販売会で起こりがちなトラブル事例
着付け教室には、「販売会」というものがあります。販売会は、着付け教室の勉強会とセットになっていることが多く、カリキュラムに組み込まれているため、基本的に参加しなければなりません。
着付け教室でのトラブルは、そんな販売会で起こることが非常に多いのです。ここからは、着付け教室の販売会で起こりがちなトラブルを見ていきましょう。
高額な着物や帯を買わされる
販売会では、着物や帯などを購入することができます。しかし、悪質な着付け教室はその販売会で、高額な着物や帯を買わせようとしてくるのです。
また、「お稽古に必要だから」などと小物を買わされることがあります。しかし、実は手持ちのもので充分だったり、そもそも必要なかったりすることもあります。
商品を購入しないと講師の態度が変わる
販売会でさまざまな勧誘に乗らず商品を購入しないでいると、講師の態度が変わることもあります。実際に販売会のあと講師の態度が激変し、最終的に教室を辞めざるを得なくなった人もいるのです。
着付け教室のトラブルの対処法
ここまで着付け教室で起こるトラブルについて紹介しました。着物が好きで、自分で着物を着られるようになりたいという思いで通い始めたにも関わらず、トラブルに巻き込まれてしまうのは悲しいですよね。
ここからは、着付け教室でのトラブルを未然に防ぐための対処法を紹介します。
事前にしっかり確認する
まず最も大切なのは、通う予定の着付け教室について、事前にしっかりと確認をすることです。料金システムについて、専用の小物の有無について、販売会についてなど、気になることは入会前にすべて確認しましょう。
また、無料体験レッスンが受けられる着付け教室の場合、必ず受けることをおすすめします。着付けについて知ることはもちろん、その着付け教室の雰囲気や講師について知ることができるからです。
退会理由はいわない
初心者コースが終わり、着付けが一通りできるようになったら、もう通わなくていいと考えている方も多いでしょう。しかし、講師に次のコースへ進級するようにすすめられる可能性が高いです。
そんなとき、勧誘に負けず退会するためには「退会理由をいわない」ということが大切です。退会理由をいってしまうと、その理由に合わせて、退会しなくても済む方法を提案してくるかもしれないからです。そのため、理由は伝えず、「進級はせずに退会します」ということだけを伝えるようにしましょう。
不要なものは絶対に買わない
着付け教室に通い始めたときや、販売会で、小物や着物、帯をすすめられることがあるでしょう。
本当に必要で、心から「欲しい」と思ったものはもちろん買っても構いません。しかし、手持ちのもので充分な場合や、そこまで欲しくないものは、どんなにしつこく勧誘されても絶対に買わないことです。
もちろん、販売会に足を運ぶと、販売員は商品をすすめてきます。そこでは絶対にその商品に興味がない素振りを見せることが大切です。興味がない素振りを見せれば、セールストークは始まりません。
着付け教室で起こりがちなトラブルと、対処法について紹介しました。着物は日本の素晴らしい文化であり、自分で着付けができることはとても素敵なことです。しかし、それを利用した商売があるのも残念ながら事実です。着付け教室に通うときは、ここで紹介したトラブル事例や対処法を頭に留め、心から着物や着付けを楽しめる教室を選んでください。